クリエイター向けガイド

選手からピントが外れるときは、誰を追うかを撮影前にテストする

手前を人が横切る場面と新しい被写体が画面に入る場面を比べ、狙うスポーツ映像に合うカメラ設定と判断を記録しましょう。

試合前に、別の選手が画面を横切っても、誰にピントを合わせ続けたいのかを決め、その状況を実際にリハーサルしましょう。新しい被写体へ素早く切り替わるオートフォーカスは、あるショットには便利でも、別のショットでは意図を損ねることがあります。「スポーツ撮影」という言葉だけでは、撮影者が必要とする結果は決まりません。

設定を選ぶ前にショットの目的を決める

ソニーの日本語の動画撮影ガイドは、画面内に別の被写体が現れると、オートフォーカスが意図せず移動する場合があると説明しています。このガイドの例はα6400を使っているため、同様の設定を探す前に、自分のカメラの取扱説明書を確認してください。

一人の選手を追い続ける、パスを受ける人へ切り替える、インタビューの固定位置に合わせる、といった簡単な目的を書きます。これらはそれぞれ異なる撮影判断です。別の競技でうまくいった設定をそのまま使うのではなく、対象と、ピントの移動を許容するタイミングを決めましょう。

実際の撮影位置で二つのテストを比べる

仮のクラブのリハーサルでは、カメラで走る選手を追い、その手前をチームメートが短時間横切る場面を用意します。現在のフォーカス設定で一度録画します。次に、説明書に記載された関連するオートフォーカス設定を一つだけ変更し、同じ動きを繰り返します。カメラ位置と狙う選手は変えず、録画が走る選手にピントを保つか、横切る人へ移るかを比較します。

別の有用なテストでは、狙う選手が画面外にいる状態から始めます。その選手が入ってきたとき、カメラがどうピントを合わせるかを録画します。遮るものがあっても元の被写体を追い続ける設定は、意図的に新しい被写体を選びたい場面では異なる動作をするかもしれません。予定するショットで、どちらの状況が重要か判断してください。

テストは競技中とは分け、参加者と合意して行います。見通しをよくするために競技エリアや選手の進路へ入らないでください。許可された撮影位置から常に遮られる場合は、設定だけで問題がなくなると考えず、構図を変更します。

フォーカス枠だけでなく録画を確認する

  • 二人目が画面に入る瞬間を再生します。
  • 狙った選手が実際の映像でも鮮明か確認します。
  • 遮るものがなくなった後の動きを確認します。
  • 各テイクのカメラ、レンズ、変更した設定、結果を記録します。
  • 採用する設定で、撮影予定の動きをもう一度試します。

フォーカス表示は撮影中の参考になりますが、合否は録画した画像を見て判断します。ぼけた映像が残る場合、すべてをオートフォーカスの問題と決めつけないでください。静止した被写体と動く被写体を比較し、複数の設定を同時に変える前に機器の説明書を確認します。

撮影者が再現できる判断を共有する

選んだ設定と一緒に、ショットの目的を書き残します。どの場面で意図的に新しい被写体を選び、どの場面で現在の対象を追い続けるかも明記します。リハーサルで狙いどおりの結果を再現できなければ、撮り直せない瞬間を任せる前に、ショットを単純にするか、機器に合った情報を確認してください。

Pleymeikel Labsでは、動画をアップロードし、カタログを整理できます。公開する動画を選ぶ前に、制作素材のピントを確認しましょう。このガイドはカメラの準備について説明するもので、Labsが自動でピントを修復する機能を紹介するものではありません。

出典